不養生訓 帯津良一ときめきのススメ 大酒、美食、不摂生、メタボ、何でもOK! 81歳でもピンピンしている私が証明。

不養生訓 帯津良一ときめきのススメ 大酒、美食、不摂生、メタボ、何でもOK! 81歳でもピンピンしている私が証明。の詳細

帯津良一先生の「不養生訓ときめきのススメ」を読ませて頂きました。帯津良一先生はまさに代替医療におけるパイオニアです。本著には、帯津良一先生の人生まるごとが詰まっていると感じました。特に、医療ではなく癒療であるいうお話に感銘を受けました。また、以下のような言葉や世界と出逢えたことに感動を覚えます。「癒しとはいのちの場のエネルギーを高めることをいい、ここで必要なのは腕のいい修理工ではなく、自らの生きるかなしみをいつくしみ、相手の生きるかなしみを敬って、そっと寄り添い合う心と行為である」（65頁）、「生きるかなしみのわかった医者に巡りあうことは人生最大の仕合せではないだろうか。生きるかなしみのわかっている医師というのは、一度会えばすぐにわかるものだ。その立ち居振る舞いのなかに、えも言われぬやさしさが漂っているから」（69頁）、「人間としての尊厳を傷つける治療には一切触れず、ただ寄り添う。これぞ医療の原点ではないだろうか」（87頁）、「念のため繰り返すと、”日々生命のエネルギーを高めていき、死ぬ日を最高に、その勢いを駆って、死後の世界に突入する”というものである。ここで大事なことは、この世とあの世をつなげて一つにすることである」（188頁）、「できれば、この世になりながら、生と死の統合を果たすことである」（189頁）。本著と出逢えたことに、心より感謝しています。繰り返し読み返したい大切な書籍です。