基礎からわかる三連星の教科書 (囲碁人ブックス)本無料ダウンロード

基礎からわかる三連星の教科書 (囲碁人ブックス)

によって 林 海峰

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基礎からわかる三連星の教科書 (囲碁人ブックス)の詳細

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★★★2016年度タイトル挑戦手合いおよびリーグ戦、女流戦と世界戦とアマ棋戦決勝でただの一局も打たれなかった「3連星」、完全に時代遅れな布石に!!!★★★「囲碁年鑑2017」には2016年度に打たれた国内の全タイトル戦の挑戦手合いと本戦の全棋譜など300局余りが掲載されていますが、「3連星」が打たれたのはたった2局だけで、それも本書の手順とは異なり、5手目に白に掛かってから7手目に右辺の星です。白が左下隅をケイマでシマって、9手目さらに上辺に打ち、本書の想定とはまったく異なる進行です。(白は左下隅を以前よく打たれた「2連星」ではなく、最近多い小目に打っています)本書は、実はコミなし碁やコミ5目半と、かって黒が有利だった時代の古い作戦を解説しています。はっきり言って現在ではあまり実用性がありません。ではなぜ今、本書が出版されたのか。それは、本書の著者林海峰九段(台湾出身ですので「はやし」ではなく「リンカイホウ」です。本書の出版当時既に73歳)の師匠が、昭和の棋聖とまで謳われた呉清源九段であり、「3連星」の始祖だったからです。呉清源九段は2014年11月末に100歳で永眠されました。死の直前まで碁の研究を続け、囲碁雑誌に寄稿するなど驚くほど精進を重ねていました。もう戦前の話になりますが、昭和の初期、呉は盟友でライバルでもある木谷実(實)と共に江戸時代の古碁を研究して、星打ちから始める足の速い碁、「新布石」を発表しました。それまで初手は99%小目か目はずし(五の3)に打たれていました。「新布石」の威力は半端ではなく、大手合で連勝記録を作るなど2人は大暴れしました。呉は「3連星」を常用し、幕末の「秀策流」のような黒番の必勝戦術に鍛え上げてゆきます。鎌倉の古刹で打たれた「打ち込み10番勝負」では、呉は「3連星」を武器に黒番では全勝し、木谷を始め並みいるライバル(当時のトップ棋士たち)のほぼ全員を手合い違いに打ち込みました。(1局に3日間掛けます。互いに先番を交代して10局まで打ちあい、途中でも4番勝ち越せば相手は格下となり勝負が決着します。呉は、コミなし白番でも2番勝つわけですから、「昭和の棋聖」とまで謳われるようになるわけです)当時はコミがありませんので、黒が模様を拡げたら白は無理にでも踏み込んで荒らさないと負けてしまいます。しかし黒の勢力圏で戦えば手数で劣る白が断然不利です。そんなわけで「3連星」は黒番の必勝戦術になりましたが、やがてコミが導入され、2目、4目、5目半と増え「3連星」の流行は一旦去ります。次のブームは30年ほど前、「宇宙流」と異名を取った木谷門下の「3羽ガラス」の一人、武宮正樹九段が「3連星」布石を常用、1985年から本因坊を4連覇、89年、早碁のNHK杯優勝、早碁の世界戦であるテレビ囲碁アジア選手権戦を4連覇、88年、89年世界戦である富士通杯(IT不況と日本勢の不振で2012年消滅)を連覇、95年には名人を7連覇していた小林光一九段から名人位を奪取。世界一の棋士として活躍した時期がありました。本書の著者である林九段は1983年、84年と本因坊を連覇していましたが、翌年武宮九段に1勝4敗で敗れタイトルを失いました。師匠の得意戦術であった「3連星」を打たれて敗れたことは、弟子として忸怩たるものがあったはずです。(幕末の井上幻庵準名人八段と弟子の中川五段が、かって幻庵が本因坊丈和に挑んだ小目3連打の戦術「秀策流」により、18歳の若武者秀策に7戦全敗した時、幻庵が耳まで真っ赤にして悔しがった逸話があります。師匠がかって用いた戦術で弟子がやられてしまうと、ショックは特に大きかったことでしょう)当時の林九段の耳が真っ赤になったかわかりませんが、「打倒武宮」に燃えた研究の一端を、師匠の死を機に書籍として残しておきたいとの想いから、本書を出版されたのでしょう。現在コミが6目半(中国では7目半)と大きくなり、「3連星」はかっての必勝戦術から勝率が3割に届くかどうかと言うきわどい布石になってしまいました。(当然プロの皆さんは、タイトル戦で打たなくなりました)ですから、呉九段の打ち込み碁や武宮九段のタイトル戦を並べて棋譜観賞するにはよい本だと思いますが、実戦で試すことはお勧めできません。

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